辺り一面咲き乱れる菜の花畑を戯れながら飛び回る蝶々の群れ、生の絶頂を誇示するかのように胸弾ませ笑い興じる少女にも夜が来る。さっきまで飛んでいた蝶々も死に、笑いこけていた少女たちの睫毛の下に一瞬の暗い影が落ちる。 十二歳前後の思春期頃から始まるという、この避けがたき悠久なる影。ある人は恋、性の陶酔の中に、ある人は富、権力の充足の中に、ある人は芸術、宗教を通じて自己の永遠化を図ろうという試みの中に逃げ込む。だが有史以来文化の中枢を貫いてきたこの実存の問題を真剣に悩み、苦しむ事により人は全ての束縛から解放され、時空を超えた同じ人間としての土壌に立ち純粋な個としての人生を歩みだす。そこに真の人と人を結びつける心が芽生える。過去の先人たちはこの不変的問題を考え抜き笑い、逍遥する知恵を残してくれた。私はこの問題を皆様と無心になって語り合いたいと思う。
2016年2月27日土曜日
世界の悩める仲間たちへ
孤独の血
今干からびた社会の片隅で、一滴の潤いも得られず社会から突き放されたと感じ、出口なき不安に絶望の淵で孤独の血を流している仲間たちよ!しばし現実を遊離し、最寄りのプラレタリウムに出かけてみよう。
永遠と無限の旅
そこで永遠と無限のソファーに深々と身を沈め、ジェット・ストリームの翼に乗って広大無辺なる宇宙の大海原へと旅に出かけよう。そこでは暗黒を切り裂く轟音と共に四方八方へと飛散する
光の洪水、子供の頃畑の真ん中で夜空を見上げながら父から
聞いた白鳥座などの数々の星雲、そして天の川の片隅に豆粒
の様に浮かぶ我々の故郷地球が待っている。
奇跡
宇宙の誕生より約135億年。そして今我々は近隣の星の気紛れで一瞬にして粉塵に帰してしまうか弱き地球の上にいる。この
奇跡。宇宙を前にして今の自分の悩みが一体なんであろう!
この卑小なる人間、しかし愛しき存在人間。仲間達よ!大宇宙に自己の全てを身を預け、今この一瞬を生きている奇跡を胸に
顔をあげ胸を張って生きていこうよ。
僕は幸せだ
大自然の懐に抱かれて、ただ生命体として生きていることの有難さよ!僕は幸せだ。
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